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書籍・雑誌: 2006年10月 Archive

『零崎軋識の人間ノック』予約開始

西尾維新の「人間シリーズ」(というらしい)第二弾『零崎軋識の人間ノック』がAmazon.co.jpセブンアンドワイiconで予約が始まりました。 11月7日発売予定です。一時10月20日発売予定と公表されていましたが、何かの理由で延期になったようです。Amazon予約開始がなかなか始まらないので、また延期になったらどうしようかと不安になってました。

ファウスト Vol.3 2004.Summer』掲載の「零崎軋識の人間ノック」と『ファウスト Vol.6 SIDE―A』『ファウスト vol.6 SIDE―B』に上下編として掲載された「零崎軋識の人間ノック2 竹取山決戦」が1冊になるのでしょう。

零崎双識の人間試験』の5年前(つまり戯言シリーズの5年前)でオールスターキャストでおくるバトルアクション、だと思う。読んでないので。

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『BLでわかる日本史 (幕末編)』なる本が

世の中『萌えわかり!戦国時代ビジュアルガイド』のような萌えで解説する書籍が多く出てますが、夏目書房から『BLでわかる日本史 (幕末編)』なる本が出るという情報が各所に出ていました。

で、タイトルでGoogle検索したんですよ、つい。 そしたらゲームデザイナーの朱鷺田祐介さんのブログ黒い森の祠: 日々雑記:七夕の夢、その他が引っかかって何でだろうと思ったら。

●BL日本史

 以前、ここでコメントした企画「BLでわかる日本史~幕末編~」が、10/25、夏目書房から出版されることになりました。結局、企画を私が行い、新人BL作家さんの鷹峰りんさんに実際のテキストを書いていただきました。表紙は、めんじょう円さん。

朱鷺田さん、あんたって人は。

幕末編ってことは、腐女子が大好きな新撰組ネタとか盛りだくさんなんですかね。それともアメリカ×日本とかやるわけ?(自分がじゅうぶんに腐ってるのを自覚)

聞けば、似たようなタイトルが別の出版社からも出るそうで、考えることは意外に、みんな同じものだと。

類書出るんだ。

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『Web2.0殺人事件』はミステリ形式のWeb2.0サービス解説書らしい

Modern Syntaxでこんな本が出てるのを知りました。

Web2.0殺人事件
Web2.0殺人事件
posted with amazlet on 06.10.22
岡部 敬史
イースト・プレス

アナログ人間には、とっつきにくいイメージの「Web2.0」。その世界を、少年探偵が難事件に立ち向かうミステリの形で解説。「ブログ殺人事件」「YouTube誘拐事件」などの事件を通して、Web2.0を解読せよ!

うはははははは。なんだか楽しそうだ。「ブログ炎上事件」じゃないのか。

備忘録 - 文系の文系による文系のためのWeb2.0!によると

 事件の肝となるのは、ミクシィ、教えて!goo、ブログ、はてなブックマーク、口コミサイト、そしてYou Tubeの6つ(テクノラティもちらっと出てきますw)。

mixiとかYouTubeといった一般紙でも話題になるサービスに混ざってはてなブックマークが! でも、Web2.0で真っ先に出てくるGoogleとかAmazon、Wikipediaはないのね。

わざわざ注文するかどうかは別として、読んでみたくなりました。

 

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アルスラーン戦記12巻『暗黒神殿』年内発売か

CAXの日記経由とある作家秘書の日常に、「アルスラーン戦記」新刊の発売日決定とありました。

 今日は嬉しいお知らせです。 田中さんが執筆中の『アルスラーン戦記』新刊ですが、巻タイトルが『暗黒神殿』と決まりました。また、発売日も12月6日に(ひとまず)決定です。 どうぞお楽しみに。

角川文庫時代からの巻数の数え方でいくと12巻になるかと。たしか全14巻予定なので、これ除いてもあと2巻はあるわけですね。完結まであと何年かかるんだろう。

ただし、脱稿したとはどこにもありません。

 当分は、『アルスラーン戦記』の続きを執筆することになります。すでに折り返し点は越えていますので、おそらく11月半ばには脱稿できると思います。

予定通りにいくといいのですが。

追記(2006/11/28):Amazon.co.jpで予約が始まりました。12月7日発売予定。

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ソフトバンククリエイティヴからサイエンス・アイ新書創刊

朝日新書が出たばかりなのに、今度はソフトバンククリエイティヴからサイエンス・アイ新書が創刊です(via たつをの ChangeLog)。

サイエンス・アイ新書創刊ラインナップは4冊。ソフトバンク新書が月に2冊とか3冊ベースになってるのに、また新レーベル作ってどうするんだ。講談社のブルーバックス的かと思うとそうでもなかったり。

最新Webテクノロジー Web2.0時代に欠かせないIT知識が身につく
電脳事務
ソフトバンククリエイティブ
知ってトクする確率の知識 成功するにはワケがある!
野口哲典
ソフトバンククリエイティブ
暮らしの中の面白科学
暮らしの中の面白科学
posted with amazlet on 06.10.16
(株)テクノエディタ 花形康正
ソフトバンククリエイティブ
論理的に考える技術 図形化すれば考えはこんなにまとまる
村山涼一
ソフトバンククリエイティブ

ソフトバンク新書創刊の時みたいに著名人が書いているわけでもなく。どれもいちおう興味はある分野なんだけど、読みたいかというとそうでもないというのが難しいところだ。

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朝日新聞社から朝日新書創刊

新書創刊ブームは留まるところを知らんのか、という勢いで、朝日新聞社から朝日新書創刊です。

創刊ラインナップは次のとおり。いきなり12冊。 ラインナップをざっと見て朝日新聞的というか岩波新書を若干講談社α新書風にしたという印象。新聞と雑誌とを持ってると、とりあえずネタには困らないといったところかな。

愛国の作法
愛国の作法
posted with amazlet on 06.10.16
姜 尚中
朝日新聞社出版局
御手洗富士夫「強いニッポン」
御手洗 富士夫 街風 隆雄
朝日新聞社
使える読書
使える読書
posted with amazlet on 06.10.16
齋藤 孝
朝日新聞社
村上春樹はくせになる
村上春樹はくせになる
posted with amazlet on 06.10.16
清水 良典
朝日新聞社
サラリーマンは2度破産する
藤川 太
朝日新聞社出版局
妻が得する熟年離婚
妻が得する熟年離婚
posted with amazlet on 06.10.16
荘司 雅彦
朝日新聞社出版局
天皇家の宿題
天皇家の宿題
posted with amazlet on 06.10.16
岩井 克己
朝日新聞社出版局
安倍政権の日本
安倍政権の日本
posted with amazlet on 06.10.16
星 浩
朝日新聞社出版局

文藝春秋社の「諸君!」で「『今月の新書』完全読破」を連載している宮崎哲弥が『新書365冊』を朝日新聞社から出すというのは意外だなあ。文春新書で新書ガイドブック出すと思ったのに。それと『サラリーマンは2度破産する』は読みたいと思います。優先順位は低いけど興味があるのは『使える読書』と『情報のさばき方』かな。『使える読書』はいつもの齋藤隆の内容かもしれないけど。

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「期間限定 謝恩価格本フェア」今年も開催

今年も出版社共同企画「期間限定 謝恩価格本フェア」バーゲンブック.jpが開催されました。10月12日から12月12日までの二ヶ月間、定価の半額で新品の書籍が購入できます。 ただし、非再販書籍であるマークがつけられてしまいますけど。

出品内容を見ていて驚いたのが『ルーンロード 1 大地の王の再来 上』『ルーンロード 1 大地の王の再来 下』。ルーンロードシリーズは『大地の王の再来 上』『大地の王の再来 下』『狼の絆 上』『狼の絆 下』の4冊出ています。「大地の王の再来」上下巻が謝恩価格本に出されたということは、未訳の"Wizardborn"や"Lair of Bones"などの続刊も期待薄ということ? 映画化という話もあったけど、The Official Runelords Web Siteから映画公式サイトに行ったらドメインパーキングっぽい。

ブランド中毒にされる子どもたち 一生の顧客を作り出す企業の新戦略』も半額に。Amazon.co.jpの『ブランド中毒にされる子どもたち』のカスタマーレビューでは翻訳の評価は低いけど内容は悪くなさそうにあります。

ベビーサイン まだ話せない赤ちゃんと話す方法』は元祖ベビーサインの本。私は結局めんどくさがりでベビーサインを試したことがありませんのでなんとも。

他にも「これが半額かよ」という本がたくさん出品されています。「気になった本をAmazonで確認したらAmazonのバーゲンコーナーの方が安い」ってことは、私の興味の範囲内ではありませんでした。でもまあ可能性はあるのでチェックしたほうがいいかと。

最近は書店やスーパーの特設コーナーで書籍バーゲンやるようになり、バーゲンブック.jpのありがたみがなくなってきていますね。

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ノーベル文学賞はトルコのオルハン・パムク氏に

今日(2006年10月12日)、スウェーデン・アカデミーが2006年のノーベル文学賞にトルコのオルハン・パムク氏に授与すると発表しました。アメリカ人だらけだった今年のノーベル賞に、やっと非アメリカ人の受賞が出ました。

オコナー賞、フランツ・カフカ賞を受賞した村上春樹氏がノーベル文学賞も受賞するのではとの憶測が流れましたが、残念な結果になりました。

スポニチによるとイギリスのブックメーカー(賭け屋)Ladbrokesのノーベル文学賞受賞オッズはこんな感じだったそうです。

 「一番人気」はトルコの作家オルハン・パムク氏の4倍。レバノン在住のシリア人の詩人アドニス氏、ポーランドのジャーナリスト、リシャルド・カプシチンスキ氏、米国の女性作家ジョイス・キャロル・オーツ氏が続き、この4人が10倍以下の有力候補。同社は昨年、受賞者となった英国の劇作家ハロルド・ピンター氏に21倍をつけていた。

前回は少しはずしてしまったようですが、今回はぴったり当ててきた感じ。

オルハン・パムクの和訳は2冊出ています。読んだことはありません。

わたしの名は「紅」
わたしの名は「紅」
posted with amazlet on 06.10.12
オルハン パムク Orhan Pamuk 和久井 路子
藤原書店
売り上げランキング: 284,899
おすすめ度の平均: 4.33
4 わたしの名はギャモン
5 東西文明の交流をめぐる傑作
4 難解だけど、面白い
雪
posted with amazlet on 06.10.12
オルハン・パムク 和久井 路子
藤原書店

オルハン・パムク氏はオスマン・トルコ帝国末期に起きたとされる「アルメニア人虐殺」は史実だと発言して国家侮辱罪に問われてたんだそうですが、EUの反発回避のためか取り下げたそうです(via News Scrap from 2ch)。去年のノーベル文学賞の発表が一週間遅れたのは、オルハン・パムク氏への受賞をめぐって選考委員会内で意見が対立したんだとか(via 残 照)。

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祝『空ノ鐘の響く惑星で』完結

空ノ鐘の響く惑星で〈12〉

渡瀬草一郎の『空ノ鐘の響く惑星で』が先日発売された12巻で無事完結しました。12巻を読み終わってまず思ったのは「パンプキンエンド」。まさかここまで主役を食うとは思ってませんでした。

異世界ファンタジーSF風味。信仰の中心になっている神殿にある「御柱」から出てきた少女と主人公が出会い、彼女を追って現れた人達によって、よりによって国王と皇太子が惨殺。内乱になるわ隣国から侵攻されるわ影で糸ひく連中はいるわで世界の秘密と危機に巻き込まれていくという筋。

主人公のフェリオは、主人公らしく真面目で素直で聞き分けがよくて戦闘に強くて朴念仁なのですが、いい子すぎて影が薄くなってしまったのが難点。影の薄さはアルスラーン級かな(『アルスラーン戦記』の完結はいつだ)。最終的に無難すぎる形になってしまいました。

「来訪者」のリセリナ。正ヒロインと思ったらダブルヒロインの片割れ。もう一人のヒロイン・ウルクに比べて見せ場が少なかったような。ウルクは1巻登場時にはここまで策を弄するタイプだとは思いませんでした。

リセリナを追ってきたグループのうち、一番キャラが薄かったのが、一番悲劇的だったバニッシュだというのはなんともいいがたい。キャラが一番立ってなかったからかな。それとも名前(vanish:消失)が悪かったのか。

主人公と敵対した人達、兄レジークやカシナートなどは、登場時点では相容れない敵であったのに、事情が説明されていくにつれどんどん矮小化してくのがちょっと悲しかった。怪物は正体不明でなければならないんだなあ。そのへんについて銅大さん彼らは何よりもまず、自分自身の物語の主人公なのだと分析しています。おかげで一部割を食ったキャラがいるとはいえ、登場人物の多さに比べて「どんなキャラだったかわからない」ということはありませんでした。

それにしても「完結」、少なくともフェリオとリセリナとウルクの物語を完結させたことはすばらしい。内乱編がちとぐだぐだだったり、ジラーハ行やラトロア編が駆け足になってしまっていても、完結すると評価が一割増しになるんだよね。少し地味だけど手堅い大河ファンタジーに出会えて感謝しています。

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講談社BOXってなんやねん

講談社BOXというのが11月に創刊されるそうです。雑誌ファウストの生みの親太田克史氏が編集長となる新レーベル。

 輝く“銀の箱”という、かつてない斬新なパッケージ。そこに入っているのは、日本のポップカルチャーのインデックスともいうべき、小説・まんが・ノンフィクションが渾然一体となった「ハイブリッド・レーベル」。それが“講談社BOX”です。講談社BOXは、世界市場で同時展開する“世界最強の出版レーベル”を目指してスタートします。

以下省略。なんか難しくて自信満々な文章が続いています。ポップカルチャーというか雑誌ファウストっぽいものの集大成なんでしょうか。

初回ラインナップは、清涼院流水『成功学キャラ教授 4000万円トクする話』、西尾維新『化物語(バケモノガタリ) (上)』、舞城王太郎『SPEEDBOY!』、安達哲『さくらの唄 (上)』の4点。このうち『さくらの唄』はすでに文庫化している漫画の改版でしょうね。

全部千円オーバーなので単行本なんでしょうね。「BOX」なんて名前のレーベルなので箱入り豪華装丁の可能性もある。

何をしたいのかさっぱりわからないけど、2007年1月からスタートする12カ月連続刊行企画「大河ノベル」までは様子見、かなあ。

でも、ファウストやコミックファウストはどうするんだ?

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