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書籍・雑誌: 2007年5月 Archive

講談社BOXから『ひぐらしのなく頃に』「問題編」4部作刊行予定

ひぐらしのなく頃に祭(通常版)

Shamrock’s Cafeに『ひぐらしのなく頃に』講談社BOXより「問題編」4部作刊行予定(今夏より)。というニュースがありました。講談社BOXのファンクラブ冊子に予告があったらしい。

『ひぐらしのなく頃に』のノベライズが出るとしたら、コミカライズや『ひぐらしのなく頃に 語咄し編 スクウェア・エニックス小説大賞アンソロジー』を出しているスクウェア・エニックスからかと思ったら、意外にも講談社でしたか。いや、オタクコンテンツ取り込みに余念のない太田克史氏らしい仕事というか。

講談社BOXってことは結構なお値段のものになるわけだし、「ひぐらしブーム」はどちらかというとネット掲示板やらなんやらで、ああでもないこうでもないと謎解きするからこそのブームだったわけで、一通り出し終わった後で出版する意味はどのくらいあるんだろう。

ただ、書籍という形式に慣れていてビジュアルノベル形式にはどうにも慣れない人(私のことだ)がいるわけで、裾野を広げるという意味では書籍化もありかもしれない。でも「講談社BOX」という形式はファンアイテム扱いのようで疑問。

「問題編」ということは「回答編」も出すんだろうねえ。というか、出さんとブーイングくらいそうだ。

追記(2007/07/31):Amazon.co.jpで『ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上』の予約が始まってました。まんたんウェブには「鬼隠し編」「綿流し編」「祟殺し編」「暇潰し編」の全4部作で全7巻とありました。

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「CONTINUE SPECIAL」は「のだめカンタービレ」と「もやしもん」特集

booplogの入荷案内を見るまで気がつかなかったのですが、雑誌CONTINUEの別冊「CONTINUE SPECIAL」は「のだめカンタービレ」特集です。

コンティニュー・スペシャルのだめカンタービレ

太田出版 (2007/05)
売り上げランキング: 66

【表紙】のだめカンタービレ(二ノ宮知子)

【第1特集】のだめカンタービレ(全60ページ)

【緊急対談】二ノ宮知子(『のだめカンタービレ』)×石川雅之(『もやしもん』)

【第2特集】もやしもん(全10ページ)

【特別企画】地球へ…(全17ページ)

【特別企画】着信御礼!ケータイ大喜利(全21ページ)

【特別企画】ディスカバリーチャンネル(全10ページ)

【特別企画】天元突破グレンラガン(全4ページ)

【特別企画】天達武史(日本気象協会)独占インタビュー

「もやしもん」特集もあるんですか。しかも対談記事まで。

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歴史小説は売れてないらしい

男性向けライトノベルの歴史小説ってあんまりないねと書いたら、JV44さんからお返事が。

『偽書信長伝』の背景についてはくどくなるので割愛してました。気になった方はJV44さんの記事参照ということで。

いや、そんなことはなく、単純に需要がないだけだと思います。

新書サイズの歴史小説や架空戦記は作家が食べていけないくらいに売れてません。

90年代の架空戦記バブルの頃には専門レーベルに押されて手を出せず、バブルがはじけた後は手を出す必要もなくってな感じで。特にライトノベルのメインターゲットである中高生にとってはあまり興味のない分野といえるかもしれません。少年マンガ(特に週刊誌)をみてもそういう作品はほとんどなく、青年誌に多少見られるというところなので。

あと、C☆NOVELS以外には分かる担当・編集がいないっていうのも大きいかもしれません。

あちゃー、売れてないんですか。一般レーベルの時代物なんかはヒットチャートに出てくるものがあるのでそれなりに客がいるものかと思ったのですが、世の中甘くないですね。

そもそもあんな記事を書いたのは「コバルトやホワイトハートにはシリーズものとなる程度に売れているものがあるのに、どうして少年向けにはないのか」という疑問なんですよね。もしかしたらコバルトやホワイトハートには「分かる担当・編集がいる」のかも。あるいは、少女向けでは「歴史ものとして読まれていない」「毛色の違ったロマンス小説として読まれている」可能性はあるかも。

少年向けライトノベルレーベルの歴史ものは、いままでうっかり忘れてましたが、電撃文庫の『大唐風雲記』は盛唐を中心としたタイムトラベル歴史ものですね。三巻打ち切りっぽいのが悲しい。富士見ミステリー文庫の『楓の剣!』はいわゆる時代小説で、やっぱり三巻目以降出てない。近代だと『GOSICK』『カーリー』『バッカーノ!』『大正野球娘。』他結構あるのかな。

こんな状況なんで今後も出ないでしょう、と言いたいところですが、エロゲ方面で「戦国ランス」や「恋姫無双」が受けたりしたんで、もしかしたら挑戦する編集が現れるかも…。

そういや「少女義経伝」のノベライズが出てました(未読)。ノベライズの評判は聞こえてこないしAmazonのカスタマーレビューにいたっては星2つなんで不安ですけど。

あー、誰か「謙信女性説」で萌える上杉謙信書いてくれないかなあ(どうやらこれが一番言いたいことらしい)。

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男性向けライトノベルの歴史小説ってあんまりないね

チャットで出た話なんですが、男性向けライトノベルで歴史を扱ったものってあんまりないですね。

女性向けだとコバルト文庫で『風の王国』がもろに文成公主降嫁という史実を使ってるとか、『姫神さまに願いを』は戦国コメディなんだっけ? 以前に『魔法半将軍』というのも出たなあ。

X文庫ホワイトハートでは、榛名しおりの諸作品が中世ヨーロッパを舞台に、駒崎優の「足のない獅子」「黄金の拍車」の2シリーズが中世イギリスを舞台にしてます。

陰陽師ものは、以前ほどの勢いはないとはいえ男性向けにもあります。ファンタジー要素が多いのがほとんどなので、「歴史小説」の枠にくくってしまうことに不安がありますけれど。

昔のスニーカー文庫には『偽書信長伝』という歴史パロディや、『静―幻夢義経記』という義経ものがありました。

戦国ものなんかは男性向けライトノベルレーベルから出てもいいと思うんですが、戦国ものを好むような人はライトノベルではない歴史小説や架空戦記を読んでしまうんでしょうか。

もしかしたら私が知らないだけかもしれないので、「こんなのがある」というのを知っている人がいたら教えてください。

蛇足ですが、コバルト2007年6月号掲載の「諏訪に落ちる夕陽 ~落日の姫~」はいい。諏訪御料人は妄想のしがいがありますね。

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『ネットで人生、変わりましたか?』は岡田有花インタビュー集

セブンアンドワイで『ネットで人生、変わりましたか?icon』という本が予約可能になっていました。「IT戦士」「ユカタン」の愛称で知られるITmediaの岡田有花記者の本です。

楽天ブックスでも予約を受け付けています。

cbook24によると

人気IT記者が見た、ネットの現場!
ネット世代の生き様に迫ったインタビュー集がついに登場!
ITと人や社会の関わりを追った、ITmediaの多くの人気記事がここにまとまった。

セブンアンドワイにははてなやmixi、生協の白石さんやギャル社長などとあるので、はてなに取材した何本もの取材記事は入るんだろうなあ。個人的にはブログでも2chでもない「市民新聞」とは――オーマイニュース鳥越編集長に聞くと、その後のフォロー記事が入るとうれしいです。インタビューされた記事(IT戦士の仕事術とは? 岡田有花さんに聞くとか)は入るかな?

発売日は、セブンアンドワイが6月4日、cbook24が6月1日、楽天ブックスが5月とみごとにばらばらです。

それにしてもセブンアンドワイ、ITmediaNews/ってのはどうなのよ。

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新ライトノベルレーベル「カノン文庫」創刊準備中

まいじゃー推進委員会!より、Studio Celloのライトノベル新レーベル、カノン文庫創刊決定だそうです。

「スタジオ・セロ」という出版社、私は知らなかったのですが、音楽系や児童系の出版社。でもなぜか『純愛オタク―幸せになりたい貴女のための最新恋愛術』『キャラ論』なんて本が出ています。

創刊決定とあるけれど、まだ原稿やイラスト募集段階です。

そういえば「Aile」という新ライトノベル雑誌が創刊準備という話を以前に紹介したのですが、4月創刊という話が未だに準備中。大丈夫かねえ。

追記(2007/07/31):気が向いたらのライトノベル週報経由で、当HPで告知した「カノン文庫」は責任者の退社により企画中止となりました。って……始まる前から終わってるし。

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書籍を無断転載してアフィリエイト収入を得て逮捕

INTERNET Watchで報じられるところによると、書籍『最新版 香水の教科書』のほぼ全文をサイトに著者に無断で転載していた人物が、著作権のうち公衆送信権侵害として逮捕、送検されました。ACCSにも記事があります。

どうやらアフィリエイト収入を得る目的で転載していたらしい。全文転載なんかしたら書籍アフィリエイトで買ってもらえないよなあと思ったけど、無断転載した記事に香水販売アフィリエイトリンクつけるんなら話は別でした。香水うんちく+香水販売だと、確かにうまく「買いたい」と思わせられるのかも。

アフィリエイト収入を得るために約100件のURLを持ち、毎月約10万円の収入を得ていたことを供述しているという。

この約100件のURLというのがちょっと謎。アフィリエイトサイトを約100持っていたのかもしれないけど、『最新版 香水の教科書』のサブタイトルが「愛されるための109のテキスト」なので、もしかしたら109の章を1章ごと1ページにして無断転載していたという意味かもしれません。

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推理作家協会賞に桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』が

赤朽葉家の伝説

asahi.com等で報じられるところによると、第60回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門に桜庭一樹『赤朽葉家の伝説 』が選ばれました。短編部門は受賞作なし、評論その他の部門には小鷹信光『私のハードボイルド』と巽昌章『論理の蜘蛛の巣の中で』です。

私はミステリ専門に読んでるわけではないのですが、「あれ? 推理小説本流とは思えない『赤朽葉家の伝説』一作しか受賞できないほど2006年の推理小説って不作だっけ?」などと思ってしまいました。推理作家協会賞は『アラビアの夜の種族』が受賞したことがあるぐらいだからそのへんは細かく言わないのかな。

私の『赤朽葉家の伝説』書評はここに。

評論その他の部門を受賞した『論理の蜘蛛の巣の中で』ってメフィスト連載の評論集なんですね。

松本清張、島田荘司、有栖川有栖、北村薫、東野圭吾、綾辻行人、法月綸太郎、京極夏彦、高田崇史、殊能将之、舞城王太郎、西尾維新……

連綿と連なるミステリーの系譜を、鋭利にそして流麗に斬る

ということなんで、ライトノベル読みとしては西尾維新の項目だけでも読んでみようと思いました。

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DSソフト『一度は読んでおきたい日本文学100選』

ファミ通.com他で報じられてますが、明治・大正・昭和の日本文学から100作品を選んだニンテンドー DSソフト『一度は読んでおきたい 日本文学100選』が2007年7月26日に発売されます。

一度は読んでおきたい日本文学100選
スパイク (2007/07/26)
売り上げランキング: 1900

収録作品は長編50、短編50で、夏目漱石の『吾輩は猫である』や芥川龍之介の『羅生門』、菊池寛『真珠夫人』など。著作権が消滅しているものばかりなので、もしかしたら青空文庫データをもとにしているのかもしれません。

各作品には「導入版あらすじ」と「完全版あらすじ」がついてます。ネタバレなしとネタバレありの二種類のあらすじってことかな? またDSソフトらしく挿絵やBGM、背景の選択、作家データベースもあります。

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『封仙娘娘追宝録』が完結に向かって動き出す?

著者の持病のためとはいえ、『刃を砕く復讐者(上)』が出てから『刃を砕く復讐者(下)』が出るまで6年もの年月がかかり、短編集『最後の宝貝』が出てからさらに1年以上音沙汰がなかった富士見ファンタジア文庫の中華ファンタジー『封仙娘娘追宝録』の新刊発売情報が角川書店公式サイトで公開されました。

その名も『天を決する大団円(上)』。また上下巻分冊か! もちろん上中下三分冊かもしれませんが。

「大団円」というタイトルでわかるように、どうやら完結に向かって動き出すようです。

ついに、物語はあるクライマックスへ向けてひた走る! 怒濤の第十弾!

殷雷刀が砕けてしまった。ようやくその復活の糸口を見つけた和穂たちは、砥石の宝貝を求めて、ある村にやってくるが――。それは、かつての復讐を誓う轟武剣の罠だった――。ついに完結する中華ファンタジー!

えっと、5年も待たされないことを祈ります。あと、発売予定がいつの間にか消えちゃわないことも。

追記(2007/06/16):Amazon.co.jpで『天を決する大団円 上 (1)』の予約がはじまりました。下巻も執筆中だとか。

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Amazon.co.jpが「本・雑誌を買うと、総額100万円分が当たる!」キャンペーン中

Amazon.co.jpが本か雑誌を2007年5月1日から31日までに1回の注文で3980円(税込)以上購入し発送終了した人から抽選で最高50,000ポイント当たるポイントキャンペーンを実施中です。

50,000ポイントは10名、10,000ポイントは50名の計60名。

特にエントリーのための操作は必要ありません。対象商品(和書・洋書・雑誌)であれば購入・発送で自動エントリーになります。ギフト券を使用してもその分を差っぴいたりはしません。ただしAmazonマーケットプレイスでの購入は対象外。ギフト券購入代金や配送料、ギフト包装料、代引き手数料は「3980円」の対象外です。

在庫なしなどで発送が6月以降にずれ込んだ場合は残念ながら対象外になってしまいます。注文時には注意しないと。

詳しいことは「本・雑誌を買うと、総額100万円分が当たる!」キャンペーンのページをご覧ください。

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ぬるいライトノベル読みが本棚を晒してみる

平和の温故知新@はてなから始まった本棚写真晒し、まいじゃー推進委員会!舞風読書日記星ぼしの荒野からなどでも行われてますね。流行りモノに弱いので、先日本を処分したばかりですが晒して見ます。

trade off books

↑これだけ処分した。300冊ぐらい。処分する前は↓の本棚のスライド部分が動かせなくなるほど積み上げられ、さらには床のいろいろなところに大量に積み上げられてました。

Bookshelf

↑私が私用で使ってる本棚。半分から下の一部分はスライド式になってます。もちろんスライドの後ろ側にも本がぎっしり。

Bookshelf?

↑取り出して読む率が下がったけど捨てられない本の数々。

いままで本棚晒しに参加してきた人は年間ライトノベル読書数300冊を誇るような剛の者ばかりで、私のような100冊程度のぬるいライトノベル読みが何を言うか状態ですけどね。

あ、私の夫(古参SF読み)の本棚は別にあります。

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