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読んだ本: 2006年7月 Archive

2006年7月第4週の読了報告

日曜日なので今週の読了報告です。1日1冊読了は難しい。

コバルト文庫が2冊。

stars マリア様がみてる 未来の白地図

うわあ、じれったい展開だ。このじれったいのが今後しばらく続くわけね。

hReview by Stella , 2006/07/30

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マリア様がみてる―未来の白地図
今野 緒雪
集英社 2005-12-22

stars 流血女神伝 喪の女王(4)

相変わらず容赦のない展開。また「どうしてここでとめる!」というところで終わってます。
バンディーカ女王はどこまでエカテリーナ二世なんだよ。たぶん見所は黒イーダル。きつい。

hReview by Stella , 2006/07/30

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喪の女王 (4)
須賀 しのぶ
集英社 2006-07

文庫エッセイ1冊。

stars オーケストラ楽器別人間学

楽器別デートの誘い方とその予想される展開や、飲み会の傾向あたりはものすごい面白かった。ソリストの話はぜんぜん出てこないのがちょっと残念だった。

hReview by Stella , 2006/07/30

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オーケストラ楽器別人間学
茂木 大輔
新潮社 2002-08

単行本フィクション1冊。

stars 女信長

「信長が女だとしたら」というあたりに付随するいろんな話(正妻濃姫とはどういう関係か、生駒御前と彼女から生まれた子はどうする)あたりをうまく言いくるめてます。
で、信長といえば本能寺なわけですが……ネタバレなのでやめておきます。なるほどそうきたか。
佐藤賢一は女に夢見過ぎなところがあるよなあ。あいかわらずエロエロだ。

hReview by Stella , 2006/07/30

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女信長
佐藤 賢一
毎日新聞社 2006-06

単行本ノンフィクション1冊。

stars ホームページで伝わる日本語

基本的に商用Webサイト作成のための文章読本。アマチュア向きではありません。あ、アフィリエイトサイト運営にも役立つかな?

hReview by Stella , 2006/07/30

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ホームページで伝わる日本語―アクセスアップのためのやさしいWeb文章入門
佐々木 由香
エムディエヌコーポレーション 2004-02
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2006年7月第3週の読了報告

日曜日なので今週の読了報告です。 読みたい本が増える一方でなかなか追いつかない。

文庫ファンタジー小説は2冊。

stars 神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト

実はシェアードワールド「神曲奏界ポリフォニカ」はこれが事実上はじめて。いちおうキネティックノベルの『神曲奏界ポリフォニカ』体験版はやったけどね。
他の作品より過去の話ということで、単身楽団がないし「精霊島」なる空中浮遊の土地がある。単身楽団はともかく精霊島がどうなるかは気になる。
いわくありげに登場する他の作品のキャラクターは出てくるけど、単体でも楽しめます。でもこれ読むと他も読みたくなる罠。

hReview by Stella , 2006/07/23

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神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト
高殿 円 きなこひろ
ソフトバンククリエイティブ 2006-07-12

stars ベルガリアード物語 蛇神の女王

「ベルガリアード物語」の第二巻。今まで読んでなかったのでちまちま読んでます。一巻『予言の守護者』時点で結構多いパーティーメンバーが、二巻でさらに増えました。増えたメンバーは個性派揃いなのでいいんだけど、以前からのメンバーの一部の影が薄くなるという。
一巻でもそうだったけど、終盤までけっこうかったるいのが玉に瑕かな。

hReview by Stella , 2006/07/23

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蛇神の女王
デイヴィッド・エディングス 佐藤 ひろみ
早川書房 2005-03-24

単行本ノンフィクションは1冊。

stars 45歳、もう生んでもいいかしら?

高齢出産だからといって気張ってないし、だからといってダラダラしてるわけでもない、というバランス感覚がすばらしい。ちょっとだけ出産現場の崩壊が垣間見えてます。
コバルト風雲録』のときはたしか同時期にコバルト文庫で活躍した女性作家に子供がいない人が多いという話をしてたのですが、この本の出版情報でその久美沙織が妊娠出産してたことにびっくり。

hReview by Stella , 2006/07/23

新書は4冊。

stars かなり気がかりな日本語

誤用や乱用、業界用語の一般化と、その原因について書かれた本。愚痴っぽいのが玉に瑕。

hReview by Stella , 2006/07/20

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かなり気がかりな日本語
野口 恵子
集英社 2004-01

stars 漢文の素養

日本文化と漢文の関係についてが主題。トリビア的なものもいろいろと。そういえば、私は古典の漢文の時間(という扱いだ)で日本人が書いた漢文や、中国でも宋代以降の漢文を習った覚えがない。

hReview by Stella , 2006/07/20

stars インターネットの法と慣習

Hotwired Japan連載を加筆修正して書籍化したもの……なんだけど、「あれ? こんなこと書いてたっけ?」なんて思ってしまった。自分、記憶力ないなあ。

hReview by Stella , 2006/07/23

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インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門
白田 秀彰
ソフトバンククリエイティブ 2006-07-15

stars ラテン語の世界

中公新書なのに左開き横書きでびっくりしました。ラテン語やラテン語語源の外国語を多く記載する必要があるから横書きなんでしょうけど、中公新書はけっこう柔軟なんですね。
ラテン語は単に古典文学や歴史資料のための言語ではなくて、今日でも造語の源泉としてラテン語彙を使うという重要性について解説しています。和製漢語みたいなもの。最近の日本は和製漢語を作らなくなってしまったけど。
例外だらけの英語と違い、ラテン語は規則さえ覚えれば簡単だ、ということだけど、これはどうなんだろうなあ。初心者にとっては単純な規則+例外を覚えていく方が簡単かも。
ラテン語を覚える気もない私でも楽しめました。

hReview by Stella , 2006/07/23

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ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産
小林 標
中央公論新社 2006-02
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2006年7月第2週の読了報告

今週の読了報告です。ちょっとペースあげてみましたが、積読がたまる一方です。

ライトノベルは1冊。

stars 空ノ鐘の響く惑星で 11巻

よし、あと1冊だ。巻が進むにつれどんどん群像劇的になっていって、主役のはずのフェリオは何してるんだ状態。

最終巻ではきっと活躍してくれるでしょう。

hReview by Stella , 2006/07/16

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空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (11)
渡瀬 草一郎
メディアワークス 2006-07

ソフトカバーフィクションは1冊。

stars プリンセス・ダイアリー 悩める見習いプリンセス篇

新学期篇。ミアがやったことで国際問題はおきるわ、生徒会長選挙に出馬させられるわ、彼氏とぎくしゃくしてしまうわと、相変わらず前途多難。

hReview by Stella , 2006/07/16

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プリンセス・ダイアリー 悩める見習いプリンセス篇
メグ・キャボット 代田 亜香子
河出書房新社 2006-05-19

ハードカバーは3冊。

stars 日本人が知らなかったネットで稼ぐ新手法 ドロップシッピング

ドロップシッピングの本というよりは「英語圏相手に日本のものを売るには」。決済システムの借り方とか、広告の出し方、有名ブログの巻き込み方などなかなか興味深い。「ドロップシッピング」というタイトルじゃなかったら星1つ増やしてたのに。

hReview by Stella , 2006/07/16

stars ファンタジーと言葉

ル=グウィンの講演やエッセイ集。「ファンタジーと言葉」の話はあんまりありませんでした。

hReview by Stella , 2006/07/16

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ファンタジーと言葉
アーシュラ・K. ル=グウィン Ursula K. Le Guin 青木 由紀子
岩波書店 2006-05

stars 医療崩壊 「立ち去り型サボタージュ」とは何か

「逃散」のほうが実態にあってるような気がしてならんのだがそれはともかく、警察、検察、裁判官、マスコミ、医局や病院経営者、そして患者によって医療が崩壊していく様子が示されてます。アメリカの医療については耳に入ってたのですが、イギリス医療の崩壊っぷりについては全然知りませんでした。そしてイギリスのように日本がならないとは言えないというのが……。

hReview by Stella , 2006/07/16

新書は3冊。

stars 華族 近代日本貴族の虚像と実像

ひとくくりに「華族」といっても、旧公卿や大名、維新功労者の他に、浄土真宗の大谷家や神職、南朝忠臣の末裔(疑わしい家も)、後には財界人や軍功を得た人、さらには朝鮮華族までいろいろあるのですが、その華族全般についてスキャンダルも含めて通史的に書かれてます。
華族の職業分布のような、付録や説明に用いた表の数々が、また興味深いものでいっぱいです。

hReview by Stella , 2006/07/16

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華族―近代日本貴族の虚像と実像
小田部 雄次
中央公論新社 2006-03

stars 数式を使わないデータマイニング入門

「データマイニングって何?」レベルの人向けの入門書。私もその程度なので実に興味深いことがいっぱいありました。たとえデータマイニングの手法を使っても、結果が「雨が降ったら傘が売れる」程度の自明のものだと意味がないし、「風が吹けば桶屋が儲かる」でも、その間をつなぐものが見出せなければ使えない、という話から始まって、データマイニングを使えば超監視社会も可能、という話で締めてます。

hReview by Stella , 2006/07/16

stars 国旗で読む世界地図

国旗トリビア本、ってところでしょうか。バングラデシュ以東の国はどこかに赤色が使われている(つまり旗に赤色が使われていたら東アジア・東南アジアではない)とか、国旗の色を厳密に決めているところとそうでないところがあるとか。
巻末にカラーで世界国旗一覧があるのですが、読んでていちいちひくのは面倒だし、旧国旗の話をされても、旧国旗を知らないので困りました。

hReview by Stella , 2006/07/16

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国旗で読む世界地図
吹浦 忠正
光文社 2003-06-18
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2006年7月第1週読了報告

今週の読了報告です。読めてないのは相変わらず。

ライトノベルは1冊。

stars 聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚

異世界ファンタジー小説第一巻。読み出したら止まらなくなりました。けっこう痛々しい描写があるので、読む人を選ぶかも。

8月に次巻が予定されてます。

hReview by Stella , 2006/07/09

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聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚
本宮 ことは 池上 紗京
講談社 2006-06-02

児童書から1冊。

stars デルトラ・クエストIII 3 死の島

デルトラ・クエストIII(全4巻)の第三巻。あいかわらずどきどきわくわくだなあ。

hReview by Stella , 2006/07/09

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デルトラ・クエスト3〈3〉死の島
エミリー ロッダ Emily Rodda 上原 梓
岩崎書店 2005-04

新書が3冊。

stars キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』

もっとパンクな訳にしてもよかったのになあ、と思ってしまった。それにしても『キリスト教の「バカの壁」』とか『「世界の中心で愛を叫ぶ」おごり』なんて節題は狙いすぎだ。

hReview by Stella , 2006/07/09

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キリスト教は邪教です! 現代語訳『アンチクリスト』
フリードリッヒ・ニーチェ 適菜 収
講談社 2005-04-21

stars グーグル Google 既存のビジネスを破壊する

Google伸張の影の部分が描かれてる、とあるけど、実際は最終章だけでした。とはいえ「グーグル八分」や「アドセンスの一方的破棄」は書籍では取り上げられにくい部分だからなあ。
それにしても、「グーグル八分」がessaさんの造語が元だということぐらいはおさえてほしかった。

hReview by Stella , 2006/07/09

stars グロテスクな教養

教養というものの「いやらしさ」を取り上げた本、ってとこかな。最終章のモテと教養話なんか考えさせられるところがある。全体的に著者が何主張したいのかわかりにくいところがありました。

hReview by Stella , 2006/07/09

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グロテスクな教養
高田 里惠子
筑摩書房 2005-06-06
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2006年6月第5週読了報告

今週の読了報告です。あんまり読めてない。

ライトノベルは1冊。小説そのものが1冊しか読めなかったです。

stars MF文庫J『銃姫〈7〉No more Rain』

佳境に入ってまいりました。とはいえ、謎はまだ大量に積み残してます。表紙の偽ナースと偽メイドはそれほど重要な役ではありません。けど、なんだか今までに出てきた人が再登場してるような、物語の終焉に向けて集まってきてるような。あと2巻の予定だそうです。

hReview by Stella , 2006/07/02

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銃姫〈7〉No more Rain
高殿 円
メディアファクトリー 2006-06

新書3冊。うち2冊が新潮新書でした。

stars 新潮新書『聖徳太子はいなかった』

大山誠一の著作を読んだほうがよかったかも。

hReview by Stella , 2006/07/02

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聖徳太子はいなかった
谷沢 永一
新潮社 2004-04

stars 新潮新書『自爆テロリストの正体』

最後の最後で楽観論になってるのが難点ですが、欧州でテロリストとして活動する者の「貧困と差別でテロに走る」という類型が間違ってる、というのを取材で明らかにしてます。普通の人というよりどっちかというとエリートよりの人。そこまでは報道に注意してれば気がつくことでしょうけど、著者はさらに踏み込んでカルト教団や悪徳商法との類似性を指摘してるのが目から鱗ものです。

hReview by Stella , 2006/07/02

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自爆テロリストの正体
国末 憲人
新潮社 2005-12-15

stars 中公新書『イギリス式結婚狂騒曲』

スコットランドにあるグレトナ・グリーンは、イングランドの厳しい結婚制度では結婚できない男女が、それよりもゆるいスコットランドに逃れて結婚しようということで一種聖地みたいな状態になってるんですけど、その「駆け落ち婚」が一種狂乱みたいな状態になってしまったことに関する考察書。結婚産業の地になってしまったグレトナ・グリーンだとか、文学作品における「駆け落ち婚」、そして現在のグレトナ・グリーンを訪れて結婚しようとする人はどういう人なのか、というあたり興味深い記述の数々です。

hReview by Stella , 2006/07/02

ソフトカバー実用書は2冊。

stars 音楽之友社『「ピアノ力」をつける!』

「ピアノ弾きたいけど」という人、ピアノレッスンに行き詰った大人の人向けの、心構えに関する本です。教本とは違いますし、教本選びについてはほとんど触れられてません。

hReview by Stella , 2006/07/02

stars 河出書房新社『3歳からのお手伝い』

すでに実践してることもあったのですが、なるほどこんなこともさせられるのか、とも。子供の手伝いは、何より親が見守る姿勢が重要ですよねえ。親がやったほうが早いのでつい取り上げてしまうことが多くて反省。

hReview by Stella , 2006/07/02

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3歳からのお手伝い
寺西 恵里子
河出書房新社 2005-06-21
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