ブログはSEO(サーチエンジン最適化)に有利といわれて久しいですけど、それゆえに「同好の士」や「自分を好いてくれる人」以外の人にも見つかりやすくなってます。へたに「無断リンク」なんて書いちゃうと余計無断リンクを呼び込んだり(笑)。だからといってパスワード保護はしたくない……。
というわけで、サーチエンジンに見つかりにくくし、リンクもされにくいアイデアを書いてみます。
導入篇
自分でサーバにブログツール(Movable TypeやWordPress、tDiaryなど)インストールするならいくらでもやりようがあるのですが、ブログサービスを借りるなら「HTMLの編集可」というところを探します。後述する「METAタグを使うロボットよけ」をするためです。ブログ機能比較表ver1.3 (2005年10月22日版)などの情報を使うといいでしょう。
ちなみに、最悪の選択は「はてなダイアリー」。METAタグが使えないだけでなく、キーワードリンクやおとなり日記機能で思いもよらないリンクが発生します。
設定篇
「テンプレートの編集」メニュー(や、それに似たメニュー)で、HTMLを編集します。<head>と</head>の間ならどこでもいいんですが、わからなければ<title>の前あたりにこれを入れます。
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
"robots"はサーチロボット用の設定、という意味で、"noindex"はサーチエンジン登録の拒否、"nofollow"は、このページのリンクから他のページにサーチエンジンが訪問することを拒否するという意味です。
普通はこれだけで大丈夫ですが、ブログ検索でやってくる人向けに、以下の設定を行います。
ブログを更新すると、pingサーバに「更新したよ」と送る設定があります。これをすべて削除します。それから、ブログ検索の多くはRSS/Atomフィードを読むので、できればRSS/Atomフィードを配信しない設定を行います。
上級篇
無断リンクなど、許可していないところからのリンクをはじく設定を行います。
.htaccessが使えるならそちらがいいのですが、.htaccessを設定できるブログサービスはまずないので(.htaccessが使えるレンタルサーバにブログツールをインストールしているなら別)、 Javascriptで指定します。あたりまえですが、Javascriptを有効にしていないと効果がありませんし、リンク元を偽装されると効果ありません。
<script language="JavaScript"> <!-- if(document.referrer.indexOf("許可するURL")== -1) window.location.href="許可するURLではないときに飛ばすURL"; //--> </script>
これはホワイトリストですが、ブラックリストもできます。
<script language="JavaScript"> <!-- if(document.referrer.indexOf("http://b.hatena.ne.jp")== -1) window.location.href="404.html"; //-->
</script>
これは、はてなブックマークから閲覧がきたら404.htmlに飛ばすJavascript(笑)
あえてrobot.txtと.htaccessの解説は避けました。
参考URL
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