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2007年3月に読んだ本歴史編

今月読んだ本リストと、簡単な感想をば。今月は読書量が多かったので分割します。 歴史関連は9冊です。信長&戦国時代が大目かな。今月読んだ本のライトノベル編小説編あります。

日本の女性名―歴史的展望』は大作すぎて自宅に置けそうにない。著者の専門以外の時代について一部俗説そのままだったりしますが、これだけ調べ上げられてると圧巻です。

すり替えられた天皇―「長屋王の変」と聖武帝の謎』、本題である「長屋王の変と聖武天皇」は半分以上先にならないと出てこないという。それまでは著者の自論である飛鳥・奈良時代王朝交代説の概説。一般の日本史とはまったく違う話なのでついていくのが大変です。伝奇小説のネタ元に使うのがよさげ。

源平合戦の虚像を剥ぐ―治承・寿永内乱史研究』は源平合戦を貴族的社会と中世武家社会との戦いという通念を根本から覆させるものです。戦術・戦略や城郭、兵の動員や兵站にいたるまで、治承・寿永の乱を検討しています。「奥州征伐」が政治的・儀式的なものだったことへの指摘は、私はこの本で始めて知りました。

源義経』『戦国時代の大誤解』『江戸日本を創った藩祖総覧』は雑学本。『戦国時代の大誤解』であまりにもドラマ上の演出と創作について目くじら立ててるのを見ると「そこまで怒らなくても」と思うのですが、向こうからすると「現実と虚構の区別がつかなくなった人たち」にそれだけ困らされてるんだろうなあ、と思いました。

信長の戦争―『信長公記』に見る戦国軍事学』『だれが信長を殺したのか』『「本能寺の変」本当の謎―叛逆者は二人いた』は信長中心の本。『だれが信長を殺したのか』はタイトルのわりにはトンデモ入ってません。『「本能寺の変」本当の謎』は、確かに指摘どおり本能寺の変前後は妙な話がありますなあ。

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