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中華風ファンタジーなライトノベル

少女文庫ニュースで中華風ファンタジーシリーズの紹介という記事を書いたので、中華風ファンタジーなライトノベルで入手しやすいシリーズものを紹介。

ろくごまるに「封仙娘娘追宝録」

仙人和穂がミスで封じていた宝貝を人間界に落としてしまう。唯一その場に残っていた刀の宝貝殷雷とともに宝貝回収の旅に出る異世界中華風ファンタジー。著者病気療養中のため『刃を砕く復讐者』は上巻が出てから下巻が出るまで5年かかってしまいました。続きは出るんだろうか。.

天を騒がす落とし物―封仙娘娘追宝録嵐を招く道士たち―封仙娘娘追宝録〈2〉泥を操るいくじなし―封仙娘娘追宝録〈3〉夢をまどわす頑固者―封仙娘娘追宝録〈4〉黒い炎の挑戦者―封仙娘娘追宝録〈5〉くちづけよりも熱い拳―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈1〉憎みきれない好敵手―封仙娘娘追宝録〈6〉闇をあざむく龍の影―封仙娘娘追宝録〈7〉切れる女に手を出すな―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈2〉刃を砕く復讐者(上)―封仙娘娘追宝録〈8〉名誉を越えた闘い―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈3〉夢の涯―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈4〉刃を砕く復讐者〈下〉―封仙娘娘追宝録〈9〉最後の宝貝(ぱおぺい)―封仙娘娘追宝録・奮闘編〈5〉

……あれ? 中華風ファンタジーってほかにあったっけ?

少女向けには少女文庫ニュースに書いた『十二国記』『夢の宮』『彩雲国物語』などがあります。ライトノベルレーベルじゃなくていいなら『創竜伝』や『後宮小説』『僕僕先生』もあるんだけど、なぜか少年向けライトノベルレーベルには少ない。入手しやすくなくていいというのなら、『央華封神』とか『大唐風雲記』は思い出せたんだけどねえ。

追記:コメント欄での指摘を元に、「シリーズ」にこだわらなければいくつかあるみたいな。

古橋秀之『IX』

「ノウェム」と読みます。ラテン語。中国っぽいのになぜかラテン語。武侠ファンタジーになるかと。ボーイ・ミーツ・ガールと気功武術が入り乱れて、ってなもので、続刊が期待されたんですがいっこうに出ません。

IX(ノウェム)

豊野穂稀『天仙物語』

未チェックなのでよくわからないのですが、仙人が罰として地上に逃げた魔女を捕まえにいくラブコメ(え?)らしいです。もちろんラブコメ相手は魔女じゃなくて一緒に捕まえる相方かと。続刊は……どうだろう。

天仙物語

諸星崇『白王烈紀』

これも未チェックですが、霊獣を身体に宿して戦う武侠ファンタジーのようです。ボーイ・ミーツ・ガール。二巻のAmazonでの紹介で「ジャポネスクファンタジー」とあったので選択肢から消したんだった。

天の獣に王なる翼を―白王烈紀白王烈紀 天の獣は清風に舞う

高野和『七姫物語』

中華か、というとその周辺部の話になるわけですが(朝鮮半島かインドシナ半島か……)、アジアン・ファンタジーに入るのかな。「中原」に隣接する「東和」という国の、姫宮制度と東和のありかたを、姫宮とは名ばかりの少女カラスミの目線で捕らえた本格架空歴史です。年一冊ペースですけど、数少ない続刊が期待できるシリーズ。

七姫物語七姫物語(2) 世界のかたち七姫物語〈第3章〉姫影交差七姫物語〈第4章〉夏草話

田村登正『大唐風雲記』

唐の安史の乱を舞台に、少女の身体を借りて蘇った則天武后(と呼ぶと怒られます)が、方士見習いの少年や楊貴妃(ただしがっちりむっちり体型)らとともに安禄山の反乱軍に抗するためにいろんな時代にタイムトラベル。5年近く新刊出てないし、シリーズ中断かなあ。

大唐風雲記―洛陽の少女大唐風雲記〈2〉始皇帝と3000人の子供たち大唐風雲記〈3〉The Last Emperor of 漢

ワード

Comments:4

Re 2007年3月23日 19:20

古橋秀之氏の『IX』とかありますけど、ぜんぜん入手しやすくないでしょうね。

彬兄 2007年3月23日 21:35

最近のだと、第5回スーパーダッシュ新人賞最終選考作の「天仙物語」(06/11刊行)くらいかな。これは正真正銘の仙人ものでした。

武侠がありなら古橋さんの「ノウェム」とかSNEの諸星崇さんの「白王烈紀」も世界観だけはかなり中華っぽいです。このあたりはまだ入手可能みたいです。

あとは、かなり変則気味ですが、川上稔さんの風水街都香港、田中芳樹さんの創竜伝とかも「中華」で「ファンタジー」というくくりならありかと。
比較的最近なのに手に入らない吉岡平さんの神牌演義も変則中華ファンタジーかな……。

他、入手不可能な有名どころでは嬉野秋彦さんのチキチキシリーズ(スニーカー文庫、スーパーダッシュ文庫)があるかな。

 あと、第13回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞した
松下寿治さんが龍皇杯で「虹竜娘子」って仙人ものを出してますが、「開演!仙娘とネコのプレリュード 仙・龍・演・義」同様続刊なし。(どちらもかろうじて入手は可能みたいですが……)

Stella Author Profile Page 2007年3月23日 22:08

『IX(ノウェム)』忘れてた!

リアル書店だと入手しにくいでしょうね。ネット書店だとわりと在庫があるようです。

Stella Author Profile Page 2007年3月23日 22:32

『天仙物語』は未チェックでした。これはたしかに中華ファンタジーっぽい。『白王烈紀』は微妙なところだなあ。

『風水街都香港』『神牌演義』あたりはかなり変則的かと。中国でファンタジーだけど、「現代ファンタジー」という項目に入れたほうがよさげな感じというか。

「シリーズ」と呼べるほどのものには、やっぱりなってなさげですねえ。

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