ライトノベル情報ブログ界隈で2週間ほど前にGAMECITY文庫創刊の話題が話題になりました。今のところゲームノベライズ主体ですが、1月には台湾の人気作家・古龍の武侠小説『マーベラス・ツインズ(1)謎の宝の地図』(原題:絶代双驕)の翻訳が発売されるので、ただのゲームノベライズだけではない面白げな展開になっていきそうな気配。
コーエーは単行本ソフトカバーでゲームノベライズや三国志アンソロジーを出していましたが、ゲームメーカーの出版局が小説を出すのは別にコーエーに限ったことではありません。
スクウェアと合併前のエニックスは、EXノベルズという新書ノベルズのレーベルを持っていて、合併後もしばらく発行してました。重厚なファンタジー『真世の王』や、ほのぼのアフターホロコースト『ねこだらけ物語』なんか出てました。GA文庫で復刊した『ここは魔法少年育成センター』も初出はEXノベルズだったし、『灼熱の竜騎兵』や『タイタニア』もここで新版が出たんだよなあ。
その後、「スクウェア・エニックス小説大賞」という新人賞がはじまって、EXノベルズがスクウェア・エニックス・ノベルズに引き継がれた形になったのですが、いかんせんスクウェア・エニックス・ノベルズ自体が年に数回しか新刊を出さない。11月に久しぶりの新刊『スタンプ・デッド 4』を出した翌月に『紅刀三姉妹』、『ロールプレイ』、『ステレオタイプ・パワープレイ2~イビルアイズ~』と3冊出るって何事かと思うほど。全部スクウェア・エニックス小説大賞の入選・佳作とその続編です。
スクウェア・エニックスが出している漫画やゲームのノベライズも細々とは出ていますけどそっちも目立ってない。
コナミも「コナミノベルズ」というレーベルを持っていますが、ほんの少し企画ものを出ている以外はほぼゲームやアニメのノベライズ。ゲームやアニメをほとんどみない小説読みにとっては少しさびしい、といいつつやってもいない「パレドゥレーヌ」のノベライズ読みましたけどな。
話題性は新書サイズより文庫サイズ、ってことなのかしらん。
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