asahi.comで自費出版大手「新風舎」、再生法申請へというニュースが早朝に出ました。営業方法を批判する報道などの影響で売り上げが急落し、債務支払いが滞ったからだとasahi.comにはありました。
帝国データバンク大型倒産速報によると、広告宣伝費、人件費、賃料など固定費がかさみ、そこを売り上げ急落がきてあえなく民事再生法適用申請、ってことのようです。
2008年8月期の年売上高は約46億1700万円に減少、約4800万円に最終純損失に陥っていた。
(たぶん2008年は2007年の誤り)とあります。『危ない!共同出版―夢を食い物にする錯覚商法』が2007年8月の発売で、その少し前から新風舎のやり方については報道があったとはいえ、売り上げ急落は止めを刺しただけみたい。
新聞広告をいっぱいしていましたし、各種賞ビジネス、有名人に書かせたりと派手な展開をしていたわりには金が集まらなかったとみていいのかな。
ところで、映画「ちーちゃんは悠久の向こう」(1月19日公開)は原作が新風舎文庫なんですけど、なんてタイミングなんだ。
追記(2008/01/19):毎日.jpによると、再建支援を表明していた印刷会社が撤退を申し入れたため、民事再生手続きを止めるらしい。破産手続きに入ると見られています。既に契約している約1000人については、asahi.comでは京都府の1社に、出版刊行の支援を頼んでいる
ということだけど、どこだろう。
- Newer: 草思社が民事再生法適用申請
- Older: ライトノベラーズたちの2007年ベスト本とかまとめを読んで興味を持った本&シリーズ