日曜日なので今週の読了報告です。 読みたい本が増える一方でなかなか追いつかない。
文庫ファンタジー小説は2冊。
        
 神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト
    
        実はシェアードワールド「神曲奏界ポリフォニカ」はこれが事実上はじめて。いちおうキネティックノベルの『神曲奏界ポリフォニカ』体験版はやったけどね。
        他の作品より過去の話ということで、単身楽団がないし「精霊島」なる空中浮遊の土地がある。単身楽団はともかく精霊島がどうなるかは気になる。
        いわくありげに登場する他の作品のキャラクターは出てくるけど、単体でも楽しめます。でもこれ読むと他も読みたくなる罠。
    
hReview by Stella , 2006/07/23
        - 神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト
 - 高殿 円 きなこひろ
 - ソフトバンククリエイティブ 2006-07-12
 
        
 ベルガリアード物語 蛇神の女王
    
        「ベルガリアード物語」の第二巻。今まで読んでなかったのでちまちま読んでます。一巻『予言の守護者』時点で結構多いパーティーメンバーが、二巻でさらに増えました。増えたメンバーは個性派揃いなのでいいんだけど、以前からのメンバーの一部の影が薄くなるという。
        一巻でもそうだったけど、終盤までけっこうかったるいのが玉に瑕かな。
    
hReview by Stella , 2006/07/23
        - 蛇神の女王
 - デイヴィッド・エディングス 佐藤 ひろみ
 - 早川書房 2005-03-24
 
単行本ノンフィクションは1冊。
        
 45歳、もう生んでもいいかしら?
    
        高齢出産だからといって気張ってないし、だからといってダラダラしてるわけでもない、というバランス感覚がすばらしい。ちょっとだけ出産現場の崩壊が垣間見えてます。
        『コバルト風雲録』のときはたしか同時期にコバルト文庫で活躍した女性作家に子供がいない人が多いという話をしてたのですが、この本の出版情報でその久美沙織が妊娠出産してたことにびっくり。
    
hReview by Stella , 2006/07/23
        - 45歳、もう生んでもいいかしら?―わがままノロマ マル高オロオロ出産記
 - 久美 沙織
 - メディアファクトリー 2005-06
 
新書は4冊。
        
 かなり気がかりな日本語
    
誤用や乱用、業界用語の一般化と、その原因について書かれた本。愚痴っぽいのが玉に瑕。
hReview by Stella , 2006/07/20
        - かなり気がかりな日本語
 - 野口 恵子
 - 集英社 2004-01
 
        
 漢文の素養
    
日本文化と漢文の関係についてが主題。トリビア的なものもいろいろと。そういえば、私は古典の漢文の時間(という扱いだ)で日本人が書いた漢文や、中国でも宋代以降の漢文を習った覚えがない。
hReview by Stella , 2006/07/20
        - 漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?
 - 加藤 徹
 - 光文社 2006-02-16
 
        
 インターネットの法と慣習
    
Hotwired Japan連載を加筆修正して書籍化したもの……なんだけど、「あれ? こんなこと書いてたっけ?」なんて思ってしまった。自分、記憶力ないなあ。
hReview by Stella , 2006/07/23
        - インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門
 - 白田 秀彰
 - ソフトバンククリエイティブ 2006-07-15
 
        
 ラテン語の世界
    
        中公新書なのに左開き横書きでびっくりしました。ラテン語やラテン語語源の外国語を多く記載する必要があるから横書きなんでしょうけど、中公新書はけっこう柔軟なんですね。
        ラテン語は単に古典文学や歴史資料のための言語ではなくて、今日でも造語の源泉としてラテン語彙を使うという重要性について解説しています。和製漢語みたいなもの。最近の日本は和製漢語を作らなくなってしまったけど。
        例外だらけの英語と違い、ラテン語は規則さえ覚えれば簡単だ、ということだけど、これはどうなんだろうなあ。初心者にとっては単純な規則+例外を覚えていく方が簡単かも。
        ラテン語を覚える気もない私でも楽しめました。
    
hReview by Stella , 2006/07/23
        - ラテン語の世界―ローマが残した無限の遺産
 - 小林 標
 - 中央公論新社 2006-02
 
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