asahi.com等で報じられるところによると、第60回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門に桜庭一樹『赤朽葉家の伝説 』が選ばれました。短編部門は受賞作なし、評論その他の部門には小鷹信光『私のハードボイルド』と巽昌章『論理の蜘蛛の巣の中で』です。
私はミステリ専門に読んでるわけではないのですが、「あれ? 推理小説本流とは思えない『赤朽葉家の伝説』一作しか受賞できないほど2006年の推理小説って不作だっけ?」などと思ってしまいました。推理作家協会賞は『アラビアの夜の種族』が受賞したことがあるぐらいだからそのへんは細かく言わないのかな。
評論その他の部門を受賞した『論理の蜘蛛の巣の中で』ってメフィスト連載の評論集なんですね。
松本清張、島田荘司、有栖川有栖、北村薫、東野圭吾、綾辻行人、法月綸太郎、京極夏彦、高田崇史、殊能将之、舞城王太郎、西尾維新……
連綿と連なるミステリーの系譜を、鋭利にそして流麗に斬る
ということなんで、ライトノベル読みとしては西尾維新の項目だけでも読んでみようと思いました。
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