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マーセデス・ラッキー『女王の矢』は中央公論新社から復刊

復刊ドットコムからのメールで、マーセデス・ラッキーの『ヴァルデマール王国年代記 女王の矢』が中央公論新社から新訳で復刊することがわかりました。

「Heralds of Valdemar」三部作の第一作として社会思想社で訳されてたのですが、社会思想社が翻訳ファンタジーから撤退気味になって続編が訳されず、そうこうしているうちに社会思想社自体が解散してしまいました。

ところで、マーセデス・ラッキーのヴァルデマール年代記の他のシリーズ(タルマ&ケスリーのシリーズ、ケロウィンの話、ヴァルデマールの風シリーズなど)は創元推理文庫から訳されてます。復刊するなら創元推理文庫からだと思っていたのですが、まさか中央公論新社からとは。

訳者も創元推理文庫で訳している山口緑さんでも、社会思想社版を訳していた笠井道子さんでもなく澤田澄江さん。中央公論新社から翻訳されている「キリス=キリン」シリーズの訳者ですね。もしかして翻訳者主導の復刊なんでしょうか。

それにしてもシリーズ名が「ヴァルデュールの使者」となってるのが気になります。「Valdemar」を「ヴァルデュール」とは読まんよなあ。

追記: 中公エンターテインメントニュース 2007.08(PDF)では、「ヴァルデマールの使者」になってました。C★NOVELSファンタジアからです。

追記(2007/09/20):Amazon.co.jpで予約できます。

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