数日前にAmazon.co.jpの「ウィッシュリスト」が「ほしい物リスト」に変更されたことで利用者の注意を引き、「ほしい物リストサーチ」でメールアドレスを検索すると本名や「ほしい物リスト」に入れている商品が表示されると話題になりました。asahi.comにも記事が。購入履歴がわかるというのもあったけど、さすがにそれはデマだよね。
匿名や筆名でサイトを開設している人の本名がばらされるということもあります。一番大きいのが「アキバBlog」管理人の名前が倒産したPC-Successの取締役と同じということかな。小谷野敦さんはなぜ奥さんの実名にたどりつけたのはこれではないかという推測も。
「ほしい物リスト」の初期設定が「公開」になっているので、に気がつかずにAmazonで取り扱われているアダルト商品をリストに追加し、Google検索に引っかかってしまうというものまで。
さらには、はまちちゃんが「ほしい物リストをメールで知らせる」機能を悪用した「Amazonのすごいアクセス解析サービス」を作ってしまいました。Amazonはログインしっぱなしという使い方が多いことを利用したウェブビーコン。設置すると名前とメールアドレスとほしい物リストのURLを送ってくれるという優れもの。さすがにこれはAmazon側に対処され現在は使えないようです。
本来wishlistというのは、公開して「プレゼントを贈りたい人はこの中から選んでください」というものだったんですが、日本にはそういう文化が定着してないので、ほとんど「あとで買うリスト」と化してました。いちおう「ショッピングカート」で「今は買わない」ボタンを押すと「カートに保存した商品」の方に移行する機能があるんだけど、なかなか気づかないよなあ。商品画面からワンクリックで使える「ほしい物リストに追加」の方が使いやすい。
Amazonのサイトデザインはシンプルなのですが説明がそぎ落とされていてその行為が何を意味するのか知らなくても使えるという欠点があります。ログアウト(サインアウト)するためには「サインイン」のリンクをクリックしなきゃならんというのは最大の欠点なのでいい加減直してください。たしか最初からの仕様なんだけどな。
どんな問題が起きていて、何をすればいいのかは辛辣インターフェース評議会でまとめてあります。
最後に私のほしい物リスト。贈ってくれるとうれしいです。
Apple iPod touch 32GBが一番うれしいです。その分高いですけど。
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